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香川照之 梨園追放のカウントダウン!?足りないのは実力よりも…【後編】

ダルマの画像 梨園

香川照之さんが歌舞伎界で
崖っぷちに立たされてる原因は!?

前編の続きです^^

東大卒の頭脳を持ち
俳優としても評価が高い香川照之さん。

そんな実力派の香川照之さんが
可能な限り稽古してるのに
受け入れてもらえないのは不思議?

いえいえ、ここにヒントが
隠されているんです。

「可能な限り」

実はこれが香川照之さんが
歌舞伎界に受け入れられない最大の原因。

なにしろ、香川照之さんは
売れっ子俳優ですからね。
当然ドラマや映画の仕事が多い。

となると歌舞伎の稽古は
どうしても後回しになる。

仕方がないように思えますが
澤瀉屋の面々は

「香川照之さんは所詮
俳優業の片手間に歌舞伎をやってる」

と見てるんですよね。

子供の頃から歌舞伎界に身を置き
しかも澤瀉屋という実力集団ですから
この人達にとって歌舞伎とは
「自分の人生すべてを捧げるモノ」

香川照之さんのことは
かなり冷ややかに見てるハズです。

「覚悟が足りない」と。

それを感じてのことなのか
香川照之さんは香川照之さんで
「対策」も講じてます。

浜木綿子の息子、つまり
「二世タレント」でもある香川照之さん。

元宝塚の娘役トップ。

今でこそ実力派俳優と言われてますが
活動を始めた頃はそれなりに
親の七光りも利用してきたはず。

お世辞にもハンサムとは
言い難いですからね。笑

コネも決して悪いことじゃありません。

要はキッカケに過ぎませんし
香川照之さんがここまで成功できたのは
実力があったからでしょう。

この「二世タレントの処世術」を
活かそうと思ったのか…

まず、会社を設立して
澤瀉屋一門をすべて所属させ
二代目市川猿翁さんと自分が
会社の代表
となりました。

もちろん反発もあったようです。

でも師匠の猿翁さんが代表である限り
弟子たちが逆らえるはずもありません。。。

こうすることで自分が
一門をコントロールできるよう
「外堀」を埋めたんでしょうね〜

澤瀉屋一門の中ではペーペーでも
会社としては社長ですもん。

さらに、澤瀉屋の中で
居場所を確保するのは
難しいと思ったのか…

別の一門とのコラボ作戦!

市川海老蔵さんや松本幸四郎さんら
他の名門と自分や息子さんとの共演を
積極的に行っていきました。

市川海老蔵さんは元々
俳優として交流があったようですが…

松本幸四郎さんについて言えば
香川照之さんとの共演は
お互いオイシかったみたいですね。

松本幸四郎さんは
一般的な知名度こそ抜群ですが…

客を呼べない歌舞伎役者

というのが歌舞伎界の
認識なんだそうです。

息子とセット売りでも厳しい。

何かと話題になる
市川中車や市川團子ですからね。

出演するだけでお客が集まる
「理由」になります。

香川照之さんにとっては
「高麗屋」ブランド
もちろん魅力的でしょうけど
それよりむしろ有り難いのは…

大きな役を演じる機会がもらえること

でしょうね〜^^;

息子の市川團子さんが共演で演じたのは
「春興鏡獅子」の「胡蝶の精」は
10分以上休みなく踊り続ける
難役だと言われています。

團子さんは修行を始めて僅か1年で
本格的な舞台も初めて。

報道では「大抜擢」とされてましたが
抜擢どころか本来なら
有り得ないような配役なんですよね。

香川照之さんとしては

「息子に経験を積ませてやりたい」

という親心だったんでしょうけど
ちょっと早まった感が否めません。

香川照之さんが共演を喜ぶ姿も
その演技スタイルや
東大卒という学歴も相まって(?)か

「大袈裟で小賢しい」

という印象を
持たれがちなようです。

また、香川照之さんには
「親心」だけでなく
「子心」もあるようでして^^;

父・猿翁さんと同じ舞台に
立ちたかったんでしょうねぇ〜

皆やってるもん、親子共演。

病み上がりで痩せ衰えた猿翁さんを
舞台挨拶に上げた
んですよね。

ま、一見すれば
長年確執のあった親子の
感動の一場面なんですけど…

これが一門から総スカン

何度もしつこいようですけど
澤瀉屋は実力主義集団

言い方を変えれば完璧主義です。

猿翁さんはスーパー歌舞伎という
まさに「夢」の舞台を創ってきた人。

その衰えた姿を衆人に晒すことは
過去の舞台や世界観をぶち壊す行為で
耐えられなかった
んでしょうね。

これで一門の心は
完全に離れてしまったともっぱらです。

二代目市川猿翁さんが
お元気な限りは
表立っての動きは無いでしょう。

しかし猿翁さんも御年75歳。

失礼ながらいずれは
他界される日がやってくる。

その時、香川照之さんだけが
代表になる会社に
澤瀉屋一門はどれだけ残るのか…

空中分解の可能性ありです。

いや、空中分解というのは
正確ではありませんね。

澤瀉屋一門から香川照之さん親子が
弾き出される
という方が
正しいかもしれません。

そうなると香川照之さんよりも
心配なのが…

息子・市川團子さんです。

ある意味、香川照之さんよりも
不幸なんじゃ…

だって、歌舞伎界にいないなら
歌舞伎役者になれないのは当然ですが
歌舞伎界の中にいるのに
誰からも相手にされない
んですよ?

これ以上の「孤独」は無い(;´д`)

また、四代目市川猿之助さんが
無能な歌舞伎役者だったり
血筋重視の人ならまだしも…

澤瀉屋ダントツの実力主義

と評判の人なんですよね〜^^;

叔父にあたる二代目市川猿翁さんから
猿之助の跡目に指名されたのも
血統から選ばれたのではなく

「実力を認めてもらえた」

との自負も強い「芸の虫」。

だからこそ、
自分の後継(五代目)についても

「後継は自分が決める」

と公言もされてます。

香川照之さんの「市川中車」の
歌舞伎についても、

「まだまだ言えるところまで来ていない」

バッサリでしたからね。笑

ただ、香川照之さんが嫌いとか
意地悪で言っているというよりも
「芸」しか見てない感じです。

ということは、ですよ…

市川團子さんが猿之助さんの
厳しい目に適う実力をつければ
可能性は無くは無い
ですよね。

でもその実力をつけるだけの
舞台経験を積めるのかどうか…

一門の協力が無ければ厳しいでしょう。

つまり香川照之さんが
うまく澤瀉屋とやっていけるかに
かかっています。

「ここまでこじれてるのに
もう無理なんじゃない?」

確かに。笑

宗教家と対談してる場合じゃない。

でも起死回生の対策が
あるとすればそれは1つ。

俳優業からの引退。

現実的には休止になるでしょうけど
要するに歌舞伎一筋に徹することです。

同門の公演のどんな端役でも
イチからこなして実力をつける。

他の名門に擦り寄ったり
お涙頂戴のような演出などの
小細工は一切ナシ。

さすがにそこまでの
「覚悟」を見せつければ
実力主義集団だけに
澤瀉屋一門も無碍にはできません。

ま、現実的には
かなーり難しい案ですけどね。笑

何せ売れっ子俳優で
スケジュールはかなり厳しいし
オファーは絶えないそうですからね…

…いや、時間はありそう?笑

香川照之さんに求められてるのは
一見、どんなに難しいことでも
挑んでいく「覚悟」じゃないでしょうか。

頭がいい人だけに
つい、無理そうだと思うと

「何か他にいい手は…」

と対応策を考えちゃうんでしょうが
それが小賢しく見えるのも事実。

46歳で歌舞伎界に飛び込むなんて
簡単にできることではないからこそ
ここで踏ん張ってもらいたいもんです^^

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